「スラムダンク」がアニメ映画の興行収入チャートでトップに躍り出て批評家からも賞賛される

「スラムダンク」がアニメ映画の興行収入チャートでトップに躍り出て批評家からも賞賛される

漫画『スラムダンク』を原作としたアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』が12月3日に日本で公開された。週末2日間で観客動員数84万7000人、興行収入12億9600万円(約6670万元)を記録し、日本の週末映画興行成績ランキングで3週連続1位だった『鈴木拡樹』を上回った。シリーズ第5作目となる本作では、声優陣が一新され、監督・脚本は井上雄彦自身が手掛ける。


原作漫画「スラムダンク」は、1990年から6年間にわたり「週刊少年ジャンプ」誌上で連載され、バスケットボールに青春を捧げる高校生たちの成長物語を描いた作品。劇場版最新作では、宮城リョータを主人公に、湘北高校と山王工業の全国大会を舞台にした物語が描かれる。宮城良太役は仲村宗悟さん、三井寿役は笠間淳さん、流川楓役は神尾晋一郎さん、桜木花道役は木村昴さん、赤木剛範役は三宅健太さんが演じます。

映画が公開された後、多くの批評家が好意的なレビューを与えた。映画評論家の響一恵さんは「冒頭からテンションが上がる作品。湘北バスケ部員たちが並んで歩くシーン、線から色まで、ロックバンドThe Birthdayのオープニング曲にのって「熱血学園」のテイストがクセになる。間奏とエンディングは10-FEETの曲。TVアニメに比べるとタフガイのイメージが強くなっている。もちろん安西監督の名言も出てくるし、宮城リョウタの過去も描かれている。後半は少しダラダラしている感は否めないが、絵など東映アニメーションの魅力が伝わってくる。原作を読んでいなくてもいいが、メインキャラクターを理解してから観るのが一番」とコメントしている。

映画評論家の大山くまおさんは「原作者だからこそ成し得た古典の名作再現。監督、脚本、キャラクター設定、作画監督を全て井上雄彦自らが手掛けた衝撃作。湘北のシューティングガード・宮城リョウタの定番中の定番、山王戦は観る人を興奮させ、楽しませてくれました。そしてただかっこいい名場面集というだけでなく、困難を乗り越える姿、努力の過去描写、感情の力強さも素晴らしい。映画を見る前に原作を必ず読んでください」とコメントしている。

映画評論家の森直人氏は「現在、テレビアニメの視聴者からは賛否両論の評価が寄せられている。時が経てば、この作品は古典的名作になるだろう。『バガボンド』『龍の運命』に続き、井上雄彦の『スラムダンク』は、全編に渡って感動的で泣ける。それが作者の本音だ。宮城リョータの物語は沖縄から始まる。山王戦はまるで本物の試合のようで、実写映画に近い衝撃だ。ザ・バースデイのテーマ曲を聞いたとき、ミッシェル・ガン・エレファントの『青い青春』がすぐに頭に浮かんだ」とコメントした。

映画評論家の村松健太郎さんは「原作小説は1章1章が大切。映画化すると選択を迫られる。聖域に首を突っ込むようなもの。原作者が監督・脚本を手掛けないと、反対は確実に増える。ただ、これは作品を知っている人だけの話。初めてこの作品を見る人がどう思うかが鍵。映画は前振りも宣伝もなしに、先週の土曜日に公開された。これは現在の公開体制のテストともいえる。もっと意見が聞けることを期待したい」とコメントした。

業界関係者に加え、映画ファンも意見を述べた。映画が素晴らしいと思った人もいれば、感動した人もいれば、勇気と強さを得たと言った人もいました。もちろん、低い評価を付けた人もいました。

好意的なレビューを寄せたファンの一人は、「コミックを読んだときのことを思い出しました。あちこちで泣きました。幸い、私はコミックを読んでいました。あと何回か見たいです」とコメントした。別のファンは「声優が全員変わったが、驚きはない。試合の描写や桜木花道の最後の投球は興奮した。スラムダンクは全作品見る価値がある」とコメントした。熱心なファンは「正直に言うと、声優の変更を初めて見たときはとても心配しました。実際に劇場に行って見て初めて、私の心配は杞憂だったと分かりました。原作のファンが吹き替えの問題で見ないのは残念です。一言で言えば、劇場に行って見ることを強くお勧めします」と語った。別のファンは「とても感動しました。特に後半はストーリーがコンパクトでとても楽しめました。ファンの評価はまちまちですが、原作通りに映画を作るのは意味がないと思います。続編を楽しみにしています」とコメントした。

ファンの中には賛否両論だと考える人もいる。スラムダンクをきっかけにバスケットボールを始めたというあるファンは、「長所と短所の両方があると思う。試合の描写、ラストシーンの演出、新たなキャラクター設定など、どれも非常に良いが、重要なシーンの説明が足りなかったり、懐かしい部分が多すぎて初めて見る人には分からないかもしれない」と話す。映画は原作とは別に読むべきだと考えるファンもいる。 「週刊誌で漫画版を読んで、テレビアニメも見ました。劇場版では声優さんが変わると知って、心の準備はしていましたが、見てみると名シーンが多くて、悪くないなと思いました。」

ファンの中には低い評価を付けた人もいました。あるファンは「友情、努力、勝利という『週刊少年ジャンプ』の理念や原作に反する悲劇的な内容が多すぎる。また、原作の名場面や名セリフが数多く見られない。声優が変わったのも違和感がある。映像も良くない。ロボットみたいで見られない」と不満を漏らした。また別のファンは「とても残念です。原作がとても好きで、山王戦の映画版も楽しみにしていたのですが、映画の宮城は漫画と同じ人物のようには感じられません。山王チームのメンバーはみんなとても強いのですが、映画ではキャラクターの魅力が出ていません。漫画を読んだほうがいいです」とコメントした。ファンとしては、原作を読んでいない観客には優しくないと思う。 「序盤の展開がちょっと早い。原作を読んでいない人にはわからないだろう。何より制作者の作品愛が感じられない。事前にストーリーを知っていても、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では泣けたのに、今回は泣けない。声優が変わらなければ感動できるかもしれない」

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