最近、「週刊少年サンデー」が大きな変更を行うことを発表しました。このニュースが発表されるとすぐに、業界から幅広い注目を集めました。このほど、新編集長の市原武野氏がマスコミ各社にインタビューを受けた。 絶対に何かをする必要がある Q:初代『月刊少年サンデー』編集長から、現『週刊少年サンデー』編集長に異動されましたね。この移籍について聞いたとき、どう思いましたか? A:月刊少年サンデーは、私が責任を持って作家さんたちを招き、一緒に作り上げてきた雑誌なので、ここで辞めるのはとても残念です。それはとても辛いことです。しかし、私は小学生の頃から『週刊少年サンデー』の純粋な読者であり、現状の『週刊少年サンデー』の状態に全く満足していない。週刊少年サンデーがなかったら、私はこの会社に入っていなかったでしょうし、あだち充さんのような漫画家がいなかったら、小学館の面接に行く気もなかったでしょう。だから、大好きな雑誌の編集長に任命されたことに運命を感じました。何かをしなくてはならないという強い思いが私の心の中にありました。 Q: 先ほど「現状に不満がある」とおっしゃいました。では具体的に、今の『週刊少年サンデー』にはどんな印象をお持ちですか? A: いわゆる「週刊少年サンデー」の漫画文化や作風を好む読者や漫画家は今でもたくさんいます。しかし、この10年間、この精神を受け継いだ新人や若い作家たちには多くのチャンスが与えられなかった。これが現在の雑誌不況の最大の原因だと思います。 Q: では、今後は新人の育成に力を入れていくということですか? A: 純粋な新人作家を育て、目立たせることができなければ、雑誌に将来はないと思います。そうは言っても、週刊少年サンデーの歴史を築いてきた作家たちへの敬意を忘れてはならない。現在の『週刊少年サンデー』にはもう一つ疑問に思う問題がある。それは、同誌は『週刊少年サンデー』を支える作家たちを本当に大切に思っているのだろうか、ということだ。その結果、何人かの作家が私たちのもとを去りましたが、私は彼らを呼び戻す必要があると感じました。藤田和日郎さん、西森博之さん、久米田康治さん。早く3人が週刊少年サンデーに戻ってくることを願います。 絡み合いはない Q: 市原さんが編集長に就任されて編集方針にどのような変化がありますか? A: 私は改革の中核になります。新人作家の短編絵コンテから連載企画の絵コンテまで、最終決定権は私が持ちます。通常、漫画雑誌の編集部には月例賞の作品を選考する専門の閲覧グループがあり、作品の一次審査を担当します。しかし、今は必要ありません。月々のボーナスも含め、漫画に関わる仕事はすべて私一人で行っています。 Q: ああ。 A: 私も今、作家たちとコミュニケーションを取っているのですが、よく「サンデーがどんな基準で漫画を選んでいるのか分からない」という声を聞きます。だから私は、皆さんに「これからは私の個人的な判断と美意識に基づいて決めていきます。SUNDAYの運命に関して、今後何が起ころうとも、それは私の責任です」とはっきり言います。もし仕事が無意味であれば、それは私の責任でもあります。 Q: これは勇気ある決断だと思いますが、同時に大きなプレッシャーも感じますか? A: 特には。 Q:編集長として不安なことなどはありませんか? A: 何も悩む必要はありません。痛みや悲しみなど、そういった感情を全く感じません。私は毎日とても幸せです。まあ、睡眠時間って大きな問題ですけどね(笑)。 Q:(笑)正直、週刊誌の企画を全部自分で見てもらうのは物理的に可能だと思いますか? A: はい。やるべきことはこれだけです。そこで、本来編集長が担当すべき業務上の諸問題を、私の強い仲間である副編集長2人に引き継いだのです。 これからも新しい作家たちにチャンスを与え続けていきたいと思っています。 Q: ということは、作家さんとどんな漫画を描くか話し合った時点から関わっているということですか? A: はい、私はプロセス全体に関与します。ライターさんとの交渉を一人で完結させ、素晴らしい提案を私の前に提示できる人材は、編集部ではほとんどいません。そのためには、彼らもスキルを磨かなければなりません。今のところ、私は交渉や夕食会にも自ら参加し、作家たちとコミュニケーションを取ることに決めました。 Q: これも作家の数が多いからだと思います。 A: 約300人です。新参者も含めて、これらの人々こそが今日のSUNDAYを支えることができる人々だと私は信じています。私は彼らのストーリーボードと原稿をすべて読み、この 300 人に対する戦略的な計画をすでに頭の中に持っていました。たとえ無理をしてでも、自分の才能を信じる人を昇進させる制度があってもいいと思う。 Q: こんなに多くの作家と交渉するのは、とても時間とエネルギーがかかるのではないですか? A: 私にとって、漫画家たちと交渉する時間は楽しい時間なので、その点ではプレッシャーは全くありません。週刊少年サンデーの編集長になった僕も、何をするべきか明確にわかっています。方針に関しては、編集部の人員変更や実態を踏まえた検討が必要な部分もありますが、実のところ、現時点では私の考えから外れたことはないので、あとは実行に移すだけです。就任して約1週間後、私は仕事のかなりの部分を削減することに決めました。今、私たちは日々自分たちの作品の死刑を宣告している状態です。 Q: 中止の発表ですが…葛藤は感じませんか? A: 確かに連載を打ち切るという決断をするのは勇気のいることですが、私にとっては連載を打ち切るかどうかを決めることが編集長の一番大事な仕事なので、戸惑ったり、とらわれたりすることは全くありませんでした。作家にキャンセルを伝えることも非常に重要です。 Q: 仕事をきちんとやっていれば、誤解は生じません。ということは、今後は同誌の連載作家陣も変わっていくのでしょうか? A: 今後2年間で大きな変化が起こると思います。実は秋から完結シリーズがかなり出てきます。 『週刊少年サンデー』だけでなく、増刊『サンデーズ』も今後は新たな才能を育成する舞台となるだろう。そのため、今後は短編小説が多くなり、短期集中連載作品もいくつかある予定です。新人作家の作品を掲載するページが現在よりも増えます。 Q: そうすると、新しい作家のチャンスも増えることになりますね。 A: 純粋に賞を狙っている新人さんでも、少しでも満足してもらえれば、編集部に直接お話を伺って、育成プランを決めていきます。これからもこのような形で新しい人たちにチャンスを与え続けていきたいと思います。このポリシーは変更されません。ですので、新婚さんには気軽に作品をお持ち帰りいただければと思います。 先入観を打ち破りたい Q: 新人作家にはどんなイメージを持ってもらいたいと思いますか? A: 少し抽象的に聞こえるかもしれませんが、少しでも目立つ部分があれば大丈夫です。今の少年マンガ界では、80年代、90年代にできた「何をやってもこうすればヒットする」という定式にクリエイターたちが縛られている気がします。読者は長い間このルーチンに飽き飽きしていますが、クリエイターはこれに気づかず、作業を縮小して繰り返し続けています。 Q: つまり、新人の作家や編集者はだんだんステレオタイプ化されてきているということですね。 A: 少年漫画はもともともっと自由だったんです。今の人が読むと「これを少年漫画と呼べるのか?」と疑問に思う作品も多かった。少年漫画雑誌にこれらの作品を掲載すれば、その多様性が10代の若者の注目を集めることになるだろう。ただ、いつからかは分かりませんが、「週刊少年漫画誌にはこういう作品が連載されるべき」という先入観がありました。先入観を打ち破りたいと思っています。こうやってみると、漫画の可能性はさらに広がると思います。 Q: なるほど。 A: 編集者としての私の信念の一つに、「漫画を表現するためだけに漫画を描くのは間違っている」というのがあります。漫画自体は、人間のさまざまな側面やストーリーを表現する手段に過ぎません。小説、映画、ミュージカル、落語などがあります。漫画は表現手段の一つに過ぎません。しかし、私たちクリエイターは「一定のルールに沿って漫画を作らなければならない」という縛りに縛られており、その考えが漫画の表現の幅をどんどん狭めているのではないかと常々感じていました。この傾向は少年漫画において特に顕著です。特に誇張した描写を入れろと言っているわけではありません。ただ、漫画は表現の幅が広いはずです。昔の漫画を読んでいただければわかりますし、今なら誰でもできると思います。だから私は自分の個性でそれを実現できる才能を追求しました。 週刊少年サンデーは作家を育成できる雑誌だ Q:今後『週刊少年サンデー』に寄稿したい新人作家さんにメッセージをお願いします。 A: 最初の衝動に注意してください。 「本当にこんなの描けるのかな?」なんて考えないで下さい。 「こんな絵を描いたら賞をもらえるかな?」 「この漫画は面白いと思う」「このキャラクターはかっこいいと思う」という思いで作られた作品をご持参いただければ幸いです。 Q: 流行に左右されないでください。 A: はい。 『週刊少年サンデー』は「作品を作るよりも漫画家を育てる雑誌」であるべきだと私は思います。私たちの雑誌は、生涯漫画家として活躍でき、数々の人気作品を生み出せるような才能ある作家を育成できるはずです。私の心の中で一番強い思いは、週刊少年サンデーを再び才能ある人々の集まりにすることです。 Q: ご回答ありがとうございます。最後に、週刊少年サンデーの読者、そしてこれから週刊少年サンデーを読みたいと考えている読者に向けて一言お願いします。 A:今も『週刊少年サンデー』を愛してくださっている読者の皆さんも、これからまた『週刊少年サンデー』を読みたいと思ってくださっている皆さんも、まずは今の雑誌を見ていただいて、この1、2年で「漫画雑誌ってこんなに変わったんだ」という変化を皆さんに目撃していただければと思います。つまり、「週刊少年サンデー」は、天地を揺るがすような変化を遂げることになるのだ。 |
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