『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明監督が先日、業界関係者が多数参加したシンポジウムイベントに参加した。イベント中、彼はアニメ業界の将来について考えを語り、「日本のアニメを救えるのは、ファンのアニメへの“愛”だけだ」と明言した。 フォーラムの冒頭、メディアから「庵野さんは、アニメの制作体制は5年くらいしか持たないと言っていましたね」という質問が出た。庵野氏は微笑んでこう答えた。「そう言うつもりはなかったのですが、概ねその通りです。」彼はまた、アニメ業界の将来についても語った。「まだ非常に深刻です。しかし、絶望的ではありません。必ず道はあります。しかし、私たちには何もできないようで、とてももつれています。」 以前、若手アニメーターの平均年収はわずか111万円だとメディアで報じられました。現場からは、生産現場の過酷な労働環境や低賃金についても言及する声も聞かれた。庵野氏は「ディスクソフトが売れないから」と述べ、ビジネスモデルの困難につながったと指摘した。 「テレビアニメにしても劇場アニメにしても、制作には多額の費用がかかります。劇場アニメは数億かかるので、資金集めも大変ですし、利益を出すのも難しい。現在の製作委員会は、制作費を回収するために、おおよその円盤販売数を見積もっていきたいと考えていますが、今では円盤が売れなくなってしまいました」売れない理由は様々ですが、一番大きいのは「アニメファンの思い」です。庵野氏はこう願う。「アニメを愛さなければなりません。アニメファンが作品を観たい、作品が続いてほしい、そんな作品が作られてほしいと願わなければ、すべては始まりません。だからまずは愛が必要なのです。」はっきり言って、制作したアニメーションはファンに受け入れられなければなりません。 イベントはニコニコ生放送で配信されたため、「ファンとしてアニメ業界のために何ができるのか」という質問も寄せられた。雨宮哲さんは「本当にアニメが好きな人に業界に入ってもらいたい」と語った。庵野さんも「素晴らしいお言葉をいただきました。久しぶりに感動しました」と笑顔を見せた。最後に「アニメは単純に楽しいものだということを皆さんに理解していただければと思います」と締めくくった。 |
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