「ジョジョの奇妙な冒険」作者荒木飛呂彦氏、“不老不死伝説”を否定「最近ちょっと筋肉痛を感じる」

漫画家の荒木飛呂彦さん（５８）が２１日、「ジョジョの奇妙な冒険」の記者発表会に出席。「不老伝説」への思いを率直に語り、実は少し年を取ったと感じていると語った。

国立新美術館で開催された「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」では原作者・荒木飛呂彦氏を招き、今年10月に『黄金の風』のアニメ第5期が放送されることが発表された。記者会見で荒木氏は、自身の「不老不死」の噂について、見た目は若く見えるが、実は加齢に悩んでいると語り、自身の見解を述べた。

荒木先生の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する「波紋呼吸法」は、いつまでも若々しくいられると言われています。このジョークはファンによってすぐに原作者に当てはめられました。荒木飛呂彦先生は年齢を重ねるごとに容姿が若返っていくため、「荒木先生は究極の生物だ」「実は波紋呼吸をしている」「あるいは石仮面を使った吸血鬼だ」などと揶揄されることが多く、荒木先生の年齢問題は永遠の話題となっている。

6月21日の記者会見で、荒木飛呂彦氏はこの噂に対して自ら反応し、「時々周りの人から若さの秘訣は何かと聞かれますが、『東京で水道水で顔を洗うことです』と答えますが、もう年をとっているのはわかっています」と不老不死の噂を真っ向から否定した。その後、荒木さんは日常生活では通常の休息を保ち、外出して遊びたい、週8日働くほど集中して働く必要はないとも語った。以上の理由から、荒木氏は最終的に若さの秘密は「おそらくDNAにある」という結論に至った。

また、荒木飛呂彦さんは若すぎると周囲から嘆かれるが、現在の体調は本人が一番よくわかっている。 「最近、本当に老いを感じます。足や腰が硬いだけでなく、毎日筋肉痛があります。漫画を描く時も筋肉が痛くなります。若い頃にはこんな症状は出ませんでした」と彼は語った。また、原画展は２１日から開幕し、荒木さんは主催者の依頼で高さ約２メートルの大型原画１２点を描き下ろした。制作中に頻繁に腕を伸ばす姿勢も筋肉の痛みを引き起こした。まだ若く見えるが、明らかに体はちょっと疲れているようだ…