有名アニメミュージシャンの梶浦由記が事務所からの引退を発表、20億円の損失も

ヤフージャパンの見出しによると、「空の境界」や「魔法少女まどか☆マギカ」など多くの作品の音楽プロデューサーを務めてきた梶浦由記さんが、現在の所属事務所から退社することを発表した。この措置により20億円の損失が出る可能性がある。

業界では著名な音楽プロデューサーとして、梶浦さんの退社は2017年末の大きなニュースとなったことは間違いない。ヤフージャパンのトップニュースで詳細に報じられたところによると、梶浦由記さんは2018年2月に現在の芸能事務所「スペースクラフト」を退社する予定。同時に、彼女が結成した音楽グループ「Kalafina」も来年1月で活動を休止し、空白状態に入る。

梶浦氏が退社した理由について、ヤフーヘッドラインズは「女性役員との対立」が原因だと指摘した。今年6月、梶浦由記を育てた音楽プロデューサー「A氏」が辞任した。その後、梶浦さんは仕事を引き継いだ新しい女性マネージャーと軋轢を抱えるようになった。なお、この女性マネージャーは2016年9月、Kalafinaの武道館公演の際にAさんの現場業務を代行していた。自分を芸能界に導いてくれた恩人がもういないことを鑑み、梶浦由記はついにスペースクラフトを離れることを決意した。

当初の予定では、Kalafinaは来年3月にドキュメンタリー映画に主演する予定だったが、梶浦さんの退社に伴い、この活動も終了となった。しかし、紙媒体がこのニュースを報じたにもかかわらず、スペースクラフトの関係者は「事実ではないが、3月以降の契約は依然として不透明だ」としている。アニメ音楽業界では著名な存在である梶浦由記さんの辞任は、約20億円の大きな打撃となるだけでなく、楽曲の著作権の帰属も解決が難しい問題となるだろう。