CATDOLL:「ヘタリア The World Twinkle」イタリア語CV 浪川大輔さんインタビュー

CATDOLL:「ヘタリア The World Twinkle」イタリア語CV 浪川大輔さんインタビュー

かわいいイタリア人が帰ってきた! 「ヘタリア」のアニメシリーズ「ヘタリア The World Twinkle」が7月より放送開始となる。 2年ぶりに公開された今回の最新作は、ファンから大きな注目を集めている。今回の主題歌はイタリア役を演じる声優・浪川大輔さんが歌うことになり、曲名は「ヘタリアン☆ジェット」に決定。

「ヘタリア」シリーズの主題歌はどれも神曲と呼べる。メロディーが洗脳的であるだけでなく、歌詞も非常に興味深いです。この新曲はファンの期待を裏切らないと信じています。

現在、浪川大輔はこの曲のレコーディングを終え、報道陣のインタビューに応じた。以下のインタビューでは、数年ぶりに再びイタリアとして主題歌を歌うことになった経緯や、ヘタリアの世界に戻ってきた気持ちなどを語っていただきます。

——まずは主題歌「ヘタリオン☆ジェット」を聞いた時の第一印象はいかがでしたか?

浪川:今回の主題歌も、これまでの主題歌同様、明るく元気な曲調で、歌詞には特別な意味はないけれど、深い意味がありそうな曲調になっています。テーマが全くなく、トラディショナルなスタイルを貫いたテーマソングです(笑)。歌っている間は何も考えなくてもいいんです。ただし、歌詞の一部は過去の主題歌「まるかいて父」「はたふててパレード」「まるかいて父ロンド」と関連している。前回のテーマソングではイタリアが丘や海にまたがっていましたが、今回は大地から飛び出してくるような曲になりました。聴いていると、突然悟りを開いたような気持ちになり、ようやく現実に戻ったような・・・ とりあえず、これが曲の内容です。久々にアニメが戻ってくるということで、主題歌にもその意味が込められています。

——前作の主題歌とも繋がり、アニメとも繋がりがあるんですね。とても奥深い曲になりそうですね。

浪川:そうなんですね。歌詞のスタイルは本当に昔と一緒ですね(笑)。最後の一文が「ヘタリア~」になることはもう予想していました。これまでのエンディングも全部「ヘタリア~」でしたが、今回も「ヘタリア~」です。すべてが以前と同じであることを確認して安心しました。懐かしい気持ちになりました。

——この曲を聴いて「これがヘタリアの世界だ」と感じました。

浪川:はい。第5シーズンの収録を終えた高橋広樹さんは「ヘタリアは家族のような存在です。またすぐに会えると思います」と語った。だから別れを告げる時も寂しさを感じなかった。当時は第6シーズンを制作するかどうかは決まっていなかった。ようやく再会の時が来たので、思い出とともにこの歌を歌わせてください。

——久しぶりに素敵なイタリアの演奏を聞けるなんて、みんな楽しみにしています。

浪川:最近はイタリアのような役を演じることがなかったですし、イタリアのような声でキャラソンを歌う機会も基本的になかったので、今回主題歌を歌うのはちょっと不安がありました。でも、歌う時は『ヘタリア』の世界観を思い出したり、スタッフの皆さんもレコーディング前に雰囲気を盛り上げてくださって、楽しく歌えました。

——イタリア人として歌うのは久しぶりですね。元の調子に戻るまでには長い時間がかかりましたか?

浪川:そうですね、感覚を見つけるのに時間がかかりました。普段は自分の名前で歌う時も同じです。気をつけないと、私の声はばかげた笑顔になってしまいます。歌うときはこれを隠して自分をコントロールしなければなりません。でも、イタリアになってからは、今まで抑えていたものを全部解放して、バカ笑いも250%出して歌えるようになりました。スタッフさんに「今、すごく可愛かったよ」と言われるたびに、照れちゃって恥ずかしかったです(笑)。だって、誰かが私にそんなことを言ってくれなくなって久しいから。

——キャラクターとして歌う上で、一番難しいところはどこですか?

浪川:イタリアの曲をレコーディングするのはいつも大変ですが、今回は特に大変でした。最初にもらった音源のキーがとても低かったので、キーを上げて何度も繰り返し録音する必要がありました。レコーディングは私にとって大変だっただけでなく、スタッフの皆さんにも多大な迷惑をかけてしまいました。キーを上げたあとは、それに合わせて曲の構成も調整しないといけない……でも、『ヘタリア』の曲作りはキャラクターの個性をすごく大事にしているし、僕もそれには強く共感しているので、みんなが同じ目標に向かって、どんどん改善しながら前に進んでいます。

——キャラクターの個性を大切にし、妥協しないのが『ヘタリア』の作風ですね。

浪川:歌の基本は発音です。ただ、私は発音があまり得意ではないので、文字の特徴に注目してたくさんの人の発音を習い、とても役に立ちました。

——こういった歌詞とリズムのキャラクターソングは今では珍しいですね。

浪川:ヘタリア以外聞いたことないです。キャラソンで「うおおおおおおおおおおお~」って歌う人いないですもんね(笑)。

——各作品のキャラソンはそれぞれ特徴がありますが、「ヘタリア」の歌詞は、その国の言葉やキャラクターの特徴なども重要な要素として加わり、世界観をより面白くしていると思います。

浪川:以前歌った主題歌やアニメ本編では、ほんの数語ではありますが、挨拶や数を数えるなど、イタリア語をたくさん言っていました。それでも、私はイタリア語をまったく話せませんでした!イタリア語は7年間話してきたので、曲は全部イタリア語で歌えるはずなんですが…日本語も全然覚えられなくて、今日本語を勉強中です(笑)。全体として、私は毎年少しずつ進歩しています!

——『ヘタリオン☆ジェット』の中で印象に残ったセリフは何ですか?

浪川:どのセリフも印象に残っていますが、先ほども言ったように、前回の主題歌にまつわる部分がより印象に残っています。たとえば、シーズン 5 には「私たちはみんな地球から来たのではないですか?」というセリフがあります。この行が歌詞に追加されました。セリフの追加はヘタリアの非常に特徴的な機能です。いくつかの否定的な用語がすぐに肯定的な用語に変換できることも非常に興味深いです。

「本当に不運なことに遭遇したときは、歌を歌えばいいんです。ほら、それで問題は解決するでしょう?」何か不運なことに遭遇しても心配しないでください。たった2つの文で問題を解くことができます。スピードがすごいですね! 「宇宙船に遭遇したら、パスタ、ワイン、歌、ダンスで迎えましょう。」宇宙船に遭遇したら、まずは挨拶をします(笑)。この曲は「起承転結」の構成の「始まり」と「終わり」しか本当にないんですよ、本気で。曲全体がとてもシンプルでわかりやすいです。

「ヘタリア」シリーズが始まった当初は、子どもたちにわかりやすく、そして楽しく作ることを目指して制作されました。何年も経ちましたが、この伝統は守られてきました。

——どれもシンプルで分かりやすく、とても心地よく聞こえます。

浪川:一言で言うと、すごく明るくて楽しい雰囲気です(笑)。これがヘタリアの良さです。

——曲全体の一番のセールスポイントを教えてください。

浪川:どのパートも名曲ですね。誰にでも元気と活力を与えてくれる曲です。一言で言うと、皆さんに聴いて頂ければと思います。特に落ち込んでいる人は聴くといいと思います。 「ヘタリア」はコメディではありますが、原作自体は非常にシュールです。アニメは「え、これで終わり?」というところで終わっており、特に説明もありません。しかし、主題歌は勇敢に前進する精神を表現しています。 「今を生きる」という感覚ですね(笑)。ですので、CDが発売されたらすぐに購入して、全曲聴いて頂ければと思います。

- ありがとう。最後に、アニメ第6期とその主題歌を楽しみにしているファンへ一言お願いします。

浪川:シーズン1からシーズン5にかけて、どんどんストーリーが複雑になっていき、僕の出番もどんどん少なくなってきました。このシーズン6で…イタリアはまだ登場できるのでしょうか?本当に心配です(笑)。しかし、主題歌を歌えるおかげで、私は「私はここにいる!私はまだここにいる!」とみんなにアピールできるんです。今回主題歌を歌わなければ、私の存在が危ぶまれることになります。レコーディング中は「ついにここまで来たか」っていろいろ考えてしまいます(笑)。

このアニメの第5期では北欧組が新キャラクターとして登場しており、今回も新キャラクターが登場すると思われます。大所帯になってきましたが、枢軸国や連合国などの初期のキャラクターも活躍しています。必ずどこかに現れるので見逃さないでください。このアニメは新旧のキャラクターたちの個性が爆発して面白い作品になると思います。皆さんがこの作品の登場人物全員を好きになってくれると嬉しいです。

アニメ「ヘタリア The World Twinkle」主題歌

「ヘタリアン☆ジット」シングルディスク情報

発売日: 2015年7月24日

価格:1,200円(税抜)

歌手:浪川大輔

初回特典:特製ステッカー

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