アニメーター「職業病がひどすぎてアニメを楽しめない」と嘆く

好きなことを仕事にすると、そのうち楽しくなくなる、と聞いたことがありますか?日本の漫画家三原由真さんは、自分の夫がまさにそんな人だと語った。彼女の夫はアニメーターです。 「作画監督」という立場になってから、アニメを見るたびに、無意識に他の人の描き方に注目したり、1カットに何秒かかるかを計算したり、自分だったらこんな細かいところはこう描くだろうと考えたりするようになったそうです。アニメの楽しさを純粋に味わえなくなる！アニメを愛する人々にとって、これはおそらく最も恐ろしい職業病です。

漫画家の三原由真さんは、夫が「作画監督」になってから別人になったことに気づいた。

三原由真さんの印象では、夫は「作画監督」という他のアニメーターの作画を修正する役職に就いてから、アニメを観るのがあまり好きではなくなったそうです。

二人で一緒にアニメを見るとき。

夫が突然チャンネルを変えたとき。

そして、苦しそうな表情を見せた！

夫によると、彼の目には、アニメはもはや「とてもかわいい」「とても愛らしい」「とても面白い」ものではないそうです。その代わりに、「このアクションはどうやって描かれているのか」「自分ならどう描くのか」「このショットは何秒かかったのか」などを考え、すべてのアニメーション作品を作画監督の視点で見ています。

夫は職業病を患っており、アニメを見る時は他人の描き方にとても注目します！

漫画家である三原由真さんも、他の漫画作品を読むときに同じような現象を体験しているそうです。このことから、夫婦で協力してお互いの職業病を治す方法を考えるべきだと彼女は感じています。

昔は（右）アニメや漫画を単純に楽しめたが、今は（左）演技や絵の技術だけが重視されている。ただ楽しむことができる人が羨ましいです。

三原悠馬さんとその妻の物語は、多くのアニメーターの共感を呼びました。

「あぁ…僕もアニメを作っていた時はそうでした。コマ数を数えたりしてましたけど（笑）、今はアニメを楽しむようになりました。」

「今はCGアニメーターをしている夫と、元アニメカメラマンだった私が、一緒にアニメを観ても『この動きはちょっと変だ』『手描きかCGか気になる』『この撮影効果は面白い』『このカメラの動きは面白い』『リップシンクしてる』『色抜けてる』『これはどこの会社が作ったの』などとしか話さず、全然アニメを楽しめなくて、最終的には何も考えなくなってしまいました」

「最近は呪いも徐々に解けて、やっとアニメを楽しめるようになりました。」

「私はCGの仕事をしているのですが、こういうことは本当に起こります。」

「僕はアニメや映画を制作者の目線で観ることが多いんです。アニメオタクだった頃はそれでもよかったんですが、純粋な映画オタクだった頃は、映画を観ながら「これはどうやって撮られたんだろう？」と常に心の中で考えていました。 「そういうこと」

「好きなことが仕事になってしまうと、単純に楽しめなくなってしまう。まさにそういうことなんです」