7月から始まる新アニメ「Charlotte」を皆さん楽しみにしていらっしゃると思います。麻枝准×P.A.WORKSのコラボレーション作品として、『Angel Beats!』のような感動を与えられるか?電撃G'S5月号では制作スタッフインタビューを掲載。 「シャーロット」について彼らがどう思うか見てみましょう。 スタッフ 原作・脚本:麻枝准 キャラクター原案:Na-Ga 監督:浅井義之 キャラクターデザイン:関口カナ アートディレクター:東地和夫 音響監督:飯田聡樹 アニメーション制作:PAWORKS この物語は「意地悪な」主人公の成長を描いたものです。 思春期の男の子と女の子には、いくつかの特別な能力があります。知られずに使用してください。自分を優秀だと自認する主人公・乙坂有宇は、同じ能力を持つ少女・友利奈緒と運命的に出会い、物語が動き始める。 TVアニメ「Angel Beats!」に続き、 2010年に放送された、KEY・アニプレックス・電芸G'Sマガジン共同制作のTVアニメ「Charlotte」。 『Angel Beats!』同様、全話の脚本を麻枝准が担当し、キャラクター原案をNA-GAが担当する。両者がタッグを組んで制作するテレビアニメ作品としては第2弾となる。物語がどのように展開していくのか、ぜひお楽しみに。物語は、麻枝准によって「最も卑劣な」男と評される主人公ユウに焦点を当てる。彼は見た目はハンサムだが、実は性格は意地悪で意地悪な人だ。言い換えれば、彼は同年代の人々が持つべき欠点や感受性を持っているのです。彼は他の特殊能力者達とともにスターオーシャンアカデミーに入学した。数え切れないほどの出会いを通して、彼は何か成長し、何かを得るのでしょうか?感動の物語が今始まります。 浅井:このキャラクターは「卑劣」と表現されていたので、少し感情移入してしまいました。彼はかなりハンサムで、「5秒以内に他人の体を乗っ取る」能力を持っています。誰でも「卑劣」になるだろう。そのため、彼は頭の中が汚い考えでいっぱいの、心の狭い人間だという印象を人々に与えています。彼の物語がどのように展開していくのか、ぜひ注目してください。 関口:今回の主人公といえば、ディレクターが意地悪なやつって言ってたので、びっくりして「おい、ボスみたいな顔で描いてもいいか?」って言いました。 (笑) それで、自分だけが重要で、いい人ではないという表情で描きました。また、能力発動時に目が変わる必要があるのですが、どのように描くか悩みます。 浅井:一言で言うと、不思議で予測不能な女の子です!物語の観点だけでなく、現場での直接的な説明でも説明するのは難しいです。彼女のキャラクターイメージは『Angel Beats!』の天使に似ていると言われることもある。見た目に騙されないようにと言いたいです(笑)。アクションシーンもありますが、ある意味戦闘タイプのキャラクターではありません。 関口:このゲームのヒロインは表情がとても豊かです。これは、キャラクターのオリジナルデザイナーであるNa-Ga氏だけのおかげではありません。監督からも、この作品ではヒロインの表情を豊かにして、ほとんどのシチュエーションをカバーできるようにしてほしいという要望がありました。なので、ビフォーアフターの対比を表現するために一生懸命描きました(実はそんなに頑張る必要はなかったのですが…)とても面白かったです(いろんな表情を思いつきました…笑)。 浅井:高木のキャラクターデザインは、あえて『Angel Beats!』の高松に似せた感じにしました。今の彼としては、皆さんに楽しみにしていただくことしかできません(笑)。彼は頭のいいキャラクターのように見えますが、他のキャラクターと比べて最も対照的です。彼は西森柚希の熱狂的なファンです。柚木とミサと高木の組み合わせはどんな火花を散らすのか?しばらくお待ちください。 関口:『Angel Beats!』の高松というキャラクターだそうですが……すぐにキャラクターの特徴が掴めました(笑)。それで、このイケメンをもっとスケベに見せるにはどうしたらいいかと考え始めたんですが… 正直、額の毛を残すかどうかですごく悩みました。額の毛がなければ、彼の表情は簡単に認識できるようになります。やっぱり可愛い女の子キャラならこうやってもっと可愛くなるんだね!でも、高城はメガネ男なので、こめかみの毛を剃ると気持ち悪いので、サイドの毛はそのままにしました(関係ないですが…)。 星の会学園生徒会 ここは特別な能力を持った人たちを秘密裏に集めている学校です。生徒会長の智樹はメンバーたちを率いて「他の能力者が起こす事件や問題を能力を使って解決する」ことを目標に、様々な活動を展開していく。 浅井:彼女(西森柚希)は、賑やかな雰囲気を作ってくれる人です。ヒロインの智樹を例に挙げてみましょう。彼女に欠けている素朴さや物わかりの良さ、そして人の心に添える女性らしい可愛らしさといった要素を、西森柚希は担っている。アイドルらしいポーズのショットが多数あります。つまり、彼女は普通の意味で素朴で元気な女の子です。ちなみにアニメでは前田さんが振り付けたダンスもあるのでお楽しみに! 関口:アイドルという設定なので、表情はなるべく可愛く、嫌味になりすぎないように意識しました。彼女の可愛らしい行動はアニメ本編でも見どころの一つだと思います。あと…柚木はメインキャラの中では巨乳キャラに入るのかな?監督が描いた絵コンテを見て初めて、何が起こっているのか分かりました(笑)。 浅井:柚月と比べるとちょっと狡猾な表情ですね。彼女は悪い子で、悪い言葉を話します。彼女の「火を吐く」能力は、外見からもある程度わかるので、アクションシーンの主役となるでしょう。皆さんも観て、彼女に惚れ込まないでほしいです(笑)。他のキャラクターとの掛け合いにもぜひご期待ください。 関口:柚木に相当するキャラクターです。原作のキャラクターをより生き生きとさせるために、表情をより狡猾にしました。ボディは同じなので、カラーリングだけでなく線画も変えてみましたが、いい感じだと思います。この章で二人がどのように入れ替わっていくのか、いろいろ考えました。柚木がだんだんとミサになっていく様子をどう描くか、ということも考えました(笑)。 トチ:『Charlotte』の美術シーンは、10代の若者がよく見る風景そのものなんです。かけがえのない青春の気持ちがここにはあると思います。前田さんの作品に参加すると、毎回こんな感じで描いてもらうみたいです。これは本当の味であり、少年少女たちが大人になったらもう見ることも呼吸することもできない青春の空気です。この感覚を掘り起こすために、美術ボード(美術ボード:用語は厳密ではなく、元の単語は:美術ボード「ボード」です。アニメーションスーパーバイザーが描くシーンの図面は複数の図面で構成され、通常は美術スーパーバイザーが担当します。図面では、背景の色、明るさ、さらには各カットシーンの具体的な詳細を設定できます。-訳者注)の作業を開始しました。主人公たちがこんなシーンで汗をかいたらもっと魅力的になるんだろうな…このアイディアを最後まで貫けるよう頑張ります。ぜひ「シャーロット」を見逃さないでください。 飯田:脚本打ち合わせから制作に関わらせて頂きました飯田です。音響監督が脚本会議に参加することは珍しいのですが、麻枝作品は音楽に関わるシーンが多いので、脚本段階から意見を言ってほしいとお願いされるのですが……。そんな中でも、笑えるシーンではいつも反対役を任されることが多いんです。 「Angel Beats!」には面白いシーンが沢山あります。ポストレコーディングの過程ではほとんど疲れ果ててしまいました。今回は慈悲を見せてくれることを願います...このゲームも面倒なものになりそうです。劇中に歌を挿入するのは前田のいつもの手法だ。音響監督として大きな責任を感じていますが、制作の楽しさも感じています。 監督者面接セクション ——まずは、この作品の監修に選ばれたきっかけを教えてください。 浅井:『Angel Beats!』の数話の絵コンテを担当させていただいたのがきっかけです。詳しいことはよくわからないのですが、どうやらこの作品の雰囲気がそれらのエピソードに近いようなので、監修を依頼されました。堀川さん(PAワークス代表取締役 堀川健司氏)が「やるんですか?」って。私は「はい」と言いました。たぶんそんな感じだったと思います(笑)。これは私が監修を務めた初めての作品です。そろそろ自分が監督者になる時期が来たのではないかと考えていました。滅多にない機会なので、すぐにお受けしました。 ―麻枝准さんの前作『AB!』ではどんなところに注目しましたか? 浅井:もちろん、プレッシャーはありますよ。結局のところ、それは大きなプロジェクトです。私はKeyさんのアニメ作品はすべて見てきましたが、それでもこのような企画を任せても問題ないのかとかなり不安でした。 「Angel Beats!」に興味がないと言ったら嘘になります。本作は「AB!」と比べると、目新しい要素はあまり多くありません。むしろ、前田さんの作品そのものの特徴がよく表れていて、いつも通り丁寧に制作されています。そして「AB!」といえば、それ自体が群像劇のように面白い。一方、「Charlotte」はキャラクター作りに重点を置くだけでなく、各キャラクターの心理的変化を追い、ストーリー展開を補完するようにしているため、「Angel Beats!」とはまったく異なる印象を受けます。また、「Angel Beats!」では、制作陣から絵コンテを見せてもらうだけでなく、アイデア出しもしてもらって、「あ、もっとコメディっぽくしたいな」って(笑)。ですから、私はこの分野で、仕事の範囲内で自分が好きなものを作りたいという願いを常に持っていました。 ——小林さんが絵コンテ監修を担当した第5話や第14話は、ファンからも高い評価を受けています。 浅井:そうなんですか?当時は、ストーリーはすべてコメディーでした。私は岸誠二監督の影響を少し受けてしまい、エピソード全体が制御不能な感じがしました。今回は監修の番なので、普通の方向で頑張ろうと思うのですが…絵コンテがもう楽しいリズムでいっぱいになってしまったようで…(笑)。 ——本作の見どころを簡単に教えてください。 浅井:原案を担当した前田さんとNa-Gaさんが書いたキャラクターたちですね。 「シャーロット」では、主人公たちは皆二重人格で、感情の起伏が激しく、とても人間的です。皆さんの心に響くことを願っています。 ——今回の主人公は「Key史上最凶の主人公」と言われていますが!? 浅井:僕は前田さんのインタビューを見て初めて知りました(笑)。キーの作品の主人公たちは、常に何らかの形で異世界感を抱いている。坂悠たちに比べれば、『Charlotte』の主人公はどこにでもいる普通の15、6歳の少年だ。彼は「詐欺師」と呼ばれており、非常に興味深い人物です。彼は物語の中で徐々に成長していきます。この点では少年漫画っぽいかもしれません。 ——次に、アニメーション映像を制作する際に重視している点について教えてください。 浅井:アニメーションなので、キャラクターの豊かな感情を視聴者に伝えることを一番意識しています。そして、演技力の披露です(この訳は厳密なものではなく、原語は「芝」です。アニメでは、主にギャグの設定や登場人物同士のさまざまなやり取りなど、ストーリーの見せ方を指します。-訳者注)。 PAWORKSは日常系が得意なので、Keyさんのスタイルを取り入れて、日常系+面白いコメディーをもっと見せていきたいです。 AB!それはさておき、このゲームには他のKey作品よりもコメディ要素が多く含まれることを期待しています。キャラクターデザインは、P.A.WORKSでも度々デザインを担当してきた関口カナが担当。彼女の手によって、Na-Ga の描くキャラクターはより多様化しました。設定画からもキャラクターの表情がとても豊かであることが分かります。東地(和夫)さんは『Angel Beats!』の背景美術を担当されていたので、今回美術監督として迎えられたのは大きな励みになりました。 早く事件を解決してください!ロードムービー的な要素も出てくるのでしょうか? ——作品のストーリーの舞台を訪れたり、さまざまな聖地を巡礼するファンも多いようですね。 浅井:本当に頑張ってますね(笑)。この作品はロードムービーのスタイルではなく、主人公たちがさまざまな場所を訪れ、一つずつ事件を解決していく物語です。具体的な場所はまだ決まっていません。そういう、あるようで存在しない未知の場所が、私がとても気になる部分です。もちろんロケ撮影もしますが、どこなのかは誰にも分からないように撮影します。——ストーリーについて教えてください。 朝井:コメディタッチの青春ストーリーです。物語は登場人物の行動や内面を細かく追っていきますので、どうぞお楽しみに。 ——先ほど「主人公の成長物語」とおっしゃっていましたが、その点について詳しく教えていただけますか。 浅井:なるほど。意地悪な性格と評される主人公・乙坂有宇が、他のキャラクター達とどのように関わり、どのような絆で結ばれ、どのような変化を遂げていくのか、ぜひ注目して頂ければと思います。 ——ファンの皆さんも楽しみにしているのは音楽だと思います。 浅井:「Charlotte」には方向性の違う2つのバンドが登場します。まず1つ目のバンドは「How-Low-Hello(略称:HARO-HARO)」という、女性アイドルがリードボーカルを務めるロックバンドです。 2つ目は「ZHIEND(ジエンド)」というポストロックバンドです。両バンドの曲はストーリーと深く関わっており、とても重要です。特に「ZHIEND」というバンドの楽曲は、Keyのオリジナル曲に比べると、ちょっと冒険的な感じがします。なので、この作品では2種類の音楽を同時に楽しめるようになっています(笑)ので、気に入っていただければと思います。 BGMに関しては前田さんのファンの熱狂がひしひしと伝わってきました。つまり、BGMの量が多く、作品に対応したトラックが多く、ストーリーに響く曲もあり、音楽と映像を融合させたいと考えているんです。 ——先ほど、面白い部分やユーモラスな部分が得意だとおっしゃっていましたね。これ以外に得意なことは何ですか? 浅井:これは今は言わないでおきますけど、キャラクターの表情の変化がすごく好きです。ほんの少しの変化かもしれませんが、キャラクターの普段の表情とは違っていて、それによってキャラクターの内面の考えが表れているのかもしれません。私はいつもこれに注意を払っています。正直に言うと、これがこの仕事の中で一番好きな部分です。 ― つまり、微妙な動きや表情の変化でキャラクターの成長を表現できるということですか? 浅井:そうですね、僕は基本的に、嫌味な主人公の表情は変えないですね。ただし、面白いシーンでも、表情や動きを見せるために複数のカットを使用します。気づかないうちに、ある行動が伏線になっているのかもしれません。 ——コメディー回でも表情の変化は見逃せないですよね? 浅井:もちろん、麻枝さんの作品なので、全体のストーリー展開に関わる伏線が最初からたくさん張ってあるんです。ぜひ想像力を働かせて物語の展開を楽しみにしてください。 ——公開された最新のコンセプトアートについてどう思いますか? 浅井:最初は海外の刑事ドラマに似ていると思いました。生徒会室も探偵事務所のような雰囲気です。まだ何が起こるかは分かりませんが、重要なシーンを見ると、作品の雰囲気がなんとなく伝わってきます。 ——最後に皆様に一言お願いします。 浅井:いずれにしても、前田さんの世界観を壊さないことが一番大事で、そこはすごく気を付けています。本作はコメディや笑えるシーンが中心になりますが、前田さんの作品なのでいろいろ隠しています。笑いあり涙ありの作品をお届けしますのでご安心ください。スタッフ一同一生懸命頑張りますので、どうぞお楽しみに。 |
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